スマートハウスと太陽光発電

メリット

スマートハウスには太陽光発電が必須と言われているので、これを軸に仕組みを考えていきましょう。

当然ですが太陽光発電がおこなわれるのは日中だけです。その日中の間に発電した電気は電力会社へと販売し、家で使う電力は夜のうちに電力会社の電気で溜めておいた蓄電池を使って補う、というのが基本的な仕組みです。夜は日中に比べて電力需要が低いため、契約内容によっては電気代が安く、お得に電気を蓄積しておくことができます。

また、スマートハウスにはHEMSを導入しているため、これが家全体のエネルギーを効率よく管理してくれます。たとえば、蓄電池の残量をリアルタイムで表示してくれたり、家庭で使用中の電力を教えてくれたり。簡単に言えば電力の見える化をしてくれるわけです。要は太陽光発電と蓄電池によって電力を効率よく売却したり蓄積したりし、その電力をHEMSが管理するというのがスマートハウスの仕組みでしょうか。

引用:http://www.lixil.co.jp/lineup/solar_roof_outerwall/pic/img_a109_01.jpg
https://www.solar-partners.jp/img/pv-success-guide/img_755-storage-battery_01.jpg

ただ、スマートハウスの定義というのがあいまいであり、HEMSがあればスマートハウスという意見もあります。そのため、太陽光発電を含んだ仕組みが絶対ではないことを覚えておいてください。HEMSの導入によって家の電力を見えるようにし、電化製品を効率よくコントロールしてもらう。それによって消費電力を下げ、環境への悪影響を少なくする。これもスマートハウスの仕組みで間違いないのです。

ちなみに、スマートハウスにすることで外出先から消費電力をチェックしたり、各家電や住宅設備をコントロールすることが可能となります。こういった現代風な仕組みもスマートハウスならでは。スマホを利用している方は適度にチェックしてみるといいでしょう。

スマートハウスの仕組みは以上のようなもの。既に話したようにHEMSが中心になって成り立っています。言葉だけでは分かり辛いと感じれば、スマートハウスで画像検索してみるのも一つの手。具体的に何を設置するのかのイメージもつかみやすいと思います。