スマートハウスとHEMS
HEMSとは?
スマートハウスの定義はHEMSを設置することと言われています。しかし、このHEMSってそもそも何なのでしょうか。
実はHEMSというのは装置の名前ではなく、システムの総称。ただ、HEMSによって見えるようになったエネルギー消費量を表示するモニターなどのことをHEMSと呼ぶこともあるようです。
そんなHEMSを構築する方法はメーカーによって異なります。分電盤と測定装置をつなぐ方法のほか、分電盤事態をHEMS専用のものに交換する方法、電力を測定する箇所にタップを外付けする方法などが存在します。
引用:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/smart/original
導入することで変わること
さて、そんなHEMSを導入することで具体的に何が変わるのかといえば、まず電力が見えるように変化。元来、電力というのは使っていても見えないもので、月々の電気代を見て初めて把握するケースがほとんどでした。しかし、HEMSを導入すれば毎日の電気代が一瞬でまるわかり。そのため、電気の使い過ぎなどあればすぐに気が付くことができます。
また、昨日や先週といった過去のデータも分かるため、簡単に使用電力を比較することが可能。これによって電気代の節約に対するモチベーションがアップします。今までトータルの電気代しか分からなかったのに対して、どの電化製品が多く電気を使ったかなども分かるため、節約も今以上にしやすいでしょう。翌日などになれば使用電力から省エネに関するアドバイスをしてくれるのも魅力です。
さらに、HEMSには家電を制御する機能があります。従来、エアコンや照明はリモコンやスイッチを使って操作していました。これがスマホやタブレットを使って操作できるようになるのです。要は手元から各家電を操作できるわけですね。
しかもHEMSは手動だけでなく自動制御にも対応。消費電力がいくつになったら電源を切るなど、今までは出来なかった細かい設定が出来るようになります。
ただ、制御については家電がECHONET Liteというシステムに対応していなくてはなりません。近年は対応機器が増えているようですが、使っている家電が古かったりすると対応していないことも多いです。
購入予定の商品に関してはちゃんと概要を確認するようにし、他社製品も多く存在しますのでよく比較検討することをおすすめします。
Panasonic
http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/aiseg/
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/hems/
引用:http://www.eletex.jp/low-ene/images/top/