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環境への配慮が話題になっているスマートハウスですが、導入によってどのようなメリットを得ることが出来るのでしょうか。

まずはメリットの部分から見ていきましょう。基本的にスマートハウスにはHEMSと呼ばれる、タブレットなどで電気の使用状況を確認できる装置が取り付けられます。人間、現在の使用電力が見えるようになると少しでも節約しようとするもの。使用電力が下がった、などの実感がすぐに持てるため節約へのモチベーションもアップするでしょう。

さらに、先週や昨日など過去のデータと比較も出来るため、今週は先週より少なかった、などの喜びも味わえます。機器によって異なるようですが、日々のエネルギー消費量に応じてポイントやスタンプが付与されるシステムもあるため、子どものウケも上々。大人だけでなく子どもも省エネに興味を持ってくれるでしょう。

電力需要の増える夏場の日中には太陽光発電などで蓄えた電気を使う、いわゆるピークカットのシステムも魅力的。各電化製品の制御も可能となります。加えてスマートハウスは太陽光発電を採用することがほとんどなので、CO2の排出も減らすことが可能です。

では、次にデメリットも考えていきましょう。まず、最初に思い浮かぶのは初期費用。やはりソーラーパネルは高いもので、小さなものでも数十万円、一般的なものとなると数百万円はかかると考えておいてください。他にもスマートハウスには様々な設備が必要となってくるため、一式をそろえようと思うと確実に一般住宅よりも割高になります。

一回設備をそろえてしまえば年間の電気代を大きく削減できるメリットがついてきますが、取り戻すまでにはそれなりの時間を要するでしょう。 そのため、初期費用が用意できない場合は辛いかもしれません。また、電化製品を制御してくれるのはいいものの、家族で生活スタイルがバラバラだったりするとなかなかモードの選択などが上手くいかず、結局使いこなせないこともしばしば。 中には時期尚早という意見もあります。

ただ、最近では環境保護の観点から積極的にスマートハウスを推進していく動きがあり、導入に補助金を出す自治体も存在するらしいです。 居住する場所によって補助金の形態も変わってくるらしいので、設置検討する際はよく調べておいたほうが良さそうです。

HEMS機器設置補助金
http://www.eco-hyogo.jp/global-warming/hems/